10月10日に発生した全銀システムの障害。稼働から50年間で初の規模システム障害を起こし、たくさんの人に影響を及ぼしています。
なぜ50年間も発生しなかったシステム障害が今日起こったのか?その原因としてサイバー攻撃が噂になっています。
全銀システム障害原因はサイバー攻撃「中国からのテロ」
50年間で始めた発生た全銀システムのシステム障害。このシステム障害で、主要銀行で振り込みが出来ないなど、約140万件の取引に影響を及ぼしたと発表されています。
そして、この大規模システム障害の原因として噂になっているのがサイバー攻撃。SNSを中心に、「中国からのサイバー攻撃なのでは?」という書き込みが多数行われています。
中国からのサイバー攻撃だと噂になっている今回の全銀システム障害。この噂は本当なのでしょうか?全銀システム障害とサイバー攻撃について調べてみました。
全銀システムでエラー「中国からのサイバー攻撃が危惧されていた」
中国からのサイバー攻撃が噂されている全銀システムでのエラー。なぜこの様な噂が浮上しているのでしょうか?
調べてみると、つい最近、中国からのサイバー攻撃を警戒する様な報道が行われたばかりであり、この報道に原因がある可能性が非常に高いと考えられます。
27日、警察庁などが中国を背景とするハッカー集団「BlackTech」のサイバー攻撃について注意喚起を行いました。
この記事が公開されたのは2023年9月27日で、つい最近。中国のハッカー集団・BlackTechによるサイバー攻撃の注意喚起が行われたばかりでした。
この記事では、中国系サイバー集団・BlackTechは台湾や香港にある日本企業の子会社ルーターを乗っ取り、その後、日本の本社へのサイバー攻撃を行う事が記載されています。
今回システムエラーが発生した全銀システム。このエラーで、三菱UFJやりそな銀行など、日本の主要銀行でトラブルが発生していました。
この事から、三菱UFJやりそな銀行が全銀システムを使用していた事は明白。そして、三菱UFJ、りそな銀行は台湾や香港や支店、もしくは提携銀行を設けています。
台北は台湾本島北部にある都市。この地域に、東京UFJ銀行は支店を設けています。
りそな銀行はHPには、海外拠点として香港にある東亜銀行、台湾にある兆豊国際商業銀行、玉山銀行の名前が掲載されていました。
この様に、今回被害にあった三菱UFJ、りそな銀行それぞれに台湾、香港に支店、拠点銀行があり、BlackTechのサイバー攻撃の条件を満たしていました。
つい最近発表された中国のサイバー攻撃の記事、そして、その攻撃条件を、三菱UFJ、りそな銀行などはみたしています。この事から、今回の全銀システムエラーとサイバー攻撃を結び付ける人がいても不思議ではないでしょう。
全銀システムで不具合「中国からの抗議活動」
どうして最近、中国からのサイバー攻撃が警戒されているのか?その理由としてあげられるのが、福島で行われている原発処理水の放出です。
8月24日から始まった原発処理水放出に対し、中国が猛抗議している事は、既に報道されており、その結果、中国にある日本大使館に抗議の電話、川への飛び込みなどが行われていました。
処理水排水への抗議活動
そして、この抗議活動の1つとして疑われているのが、サイバー攻撃であり、2023年8月29日に発生したトヨタでの生産指示システムトラブルも「処理水排水への中国からの抗議活動なのでは?」と言われていました。
有事の時はNTTは中国からの国際電話を切断して、衛星電話使うとか考えないと武力行使される前にサイバーで負けて終わりそう…
この件に関しては、トヨタから「サイバー攻撃はない」と発表されていますが、時期的に、中国からの抗議に伴うサイバー攻撃を疑う人がいても当然でしょう。
また、処理水放出抗議に対するサイバー攻撃千葉に本社を置く「セイコーソリューションズ」が取り扱うルーター「SkyBridge」に対しても行われ、管理画面に入る為のログインサイトが何者かに改ざんされていました。
この事件では、SNSで犯行声明とも取れる書き込みが投稿されており、メディアでも取り上げられています。
This is our first warinng,and,if japanese govement fails to take action,we will our operations and publicly expose certain vulnerabilities in future
これは私たちの最初の警告であり、日本政府が行動を起こさない場合、私たちは将来作戦を立てて特定の脆弱性を公に暴露するつもりです。(google翻訳より)
原発処理水排水と同時期に始まったサイバー攻撃。そして、原発処理水放出に大反発し、大規模な抗議活動を行っていた中国。
この事実から、「サイバー攻撃は中国から行われている」と取る事は出来るでしょう。
そして、政府も中国からのサイバー攻撃を警戒しており、この事も併せて考えると、全銀システムエラーは中国からのサイバー攻撃と噂になるのもうなづけます。
全銀システムトラブルはDDoS攻撃?「5chとの関連も」
全銀システムトラブルに関して、「DDoS攻撃なのでは?」という書き込みも挙がっています。
DDoS攻撃とは、対象となるサーバーに対し、複数のコンピューターから大量のパケット(データ)を送り付け、正常なサービス提供を妨げる行為です。
このDDoS攻撃ですが、実は中国がgoogleに対して行った事があり、中国がサイバー攻撃の手段として利用していた事が分かっています。
ジャカルタ – 2017年、Google脅威分析グループはDDoS攻撃を発見しました。攻撃は、特定の目的を持つ国によって後援されました。
Googleの報告によると、攻撃は中国の高度な永続的脅威(APT)グループ(しばしばAPT31と呼ばれる)によって行われ、6ヶ月以上続いた。また、2.5 Tbps のトラフィックも実現します。
そして、このDDoS攻撃ですが、日本最大の掲示板サイトである5chに対しても、つい最近行われたとされ、注目を集めていたばかり。
DDoS攻撃は中国が行うサイバー攻撃の手法であり、5chもつい最近、その標的になっています。
そして、「全銀システム不具合もDDoS攻撃なのでは?」と噂され、5chとの関連が疑われています。
全銀システム不具合はDDoS攻撃と確定した訳ではなく、ネット上での噂ですが、つい最近、その方法で5chが攻撃を受けている事から、関連があったとしても不思議ではないでしょう。
そして、DDoS攻撃は中国が行うサイバー攻撃の方法である事は、googleの件から間違いありません。
これらの繋がりから、全銀システム不具合もDDoS攻撃であり、中国の関与が噂されても、おかしくはないでしょう。
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